住吉川上流には、昭和32年に五助砂防堰堤が完成しました。昭和42年7月豪雨の際、住吉川上流でも多数の崩壊が発生し、土砂が流れ込みましたが、五助砂防堰堤が約12万m3もの土砂を捕捉したため、下流域の被害は阪神大水害と比較して大輻に軽減されました。
昭和42年7月豪雨による災害時には、住吉川など六甲山系を水源とする河川の中上流域には174基の砂防堰堤が設置されていました。これにより市街地に流れ出す土砂の量は、昭和13 年阪神大水害と比較して大幅に減少し、被害が抑制されたといえます。
さらに、平成30年7月豪雨による雨量は、昭和13年、昭和42年の豪雨災害に匹敵するものでしたが、その時点で設置された砂防堰堤545基や斜面対策・樹林整備の効果により、人的被害はありませんでした。
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