幹線共同溝

7.共同溝の工法 シールド工法

共同溝の施工方法は、大きく分けて次の二つの方法があります。工事予定地の条件に合わせて最適の施工法を選定しています。
  • 開削工法
  • シールド工法

シールド工法

開削工法のように開いた溝を掘るのではなく、シールド掘進機でもぐらのように地面の下を繰り抜いて、直接トンネルを築造していく工事の方法です。鉄道交差部や川の下など、開削工法ではできない箇所の工事に適しています。
立坑・シールド準備
1. シールド掘進機の発進および到達の立坑を構築します。

2. 掘削予定深度の土質に合ったシールド掘進機を設計し、機械を製作、現地に搬入し、発進立坑内に据え付けます。
シールド掘進
3. シールド掘進・掘削された土砂は、発進立坑まで運搬され、クレーンで地上へ上げられます。

4. シールド掘進機で掘削すると同時に、セグメントを組み立てて、トンネルを構築します。
シールド到達
5. シールド掘進機が到達立坑に達すると、機械を解体し、搬出します
完成
6. 本体完成後、換気・排水・照明設備などを設置し、予定占用企業者が入線をして共同溝が完成します。