■環境改善の対策

道路の環境対策として様々な取組を行っています。 環境対策の事例を紹介します。
遮音壁
自動車から直接伝わる騒音を低減することができ、5デシベル程度の低減効果が期待できます。
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新型遮音壁
従来の遮音壁の上部に高さ約50cmの吸音装置を取り付けたもので通常の遮音壁を越えて回り込む音を低減することができます。
遮音壁の上端に取り付けることで従来の遮音壁の1.5~2mの高くしたのと同じ効果が得られます。
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裏面吸音板
高速道路等の高架下 に平面道路がある場合に、平面道路から発 生して高架裏面で反射する騒音を吸収する ものです。
この裏面吸音板は、平面道路に設置さ れている遮音壁な どと一体となって沿道環 境に効果を発揮します。
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低騒音舗装
自動車が走行するとき、タイヤと路面の間に空気が入り、この空気が圧縮・膨張することで、騒音が発生します。
低騒音舗装は、舗装面の空隙に空気を逃がすことで、3デシベル程度の低減効果が期待できます。
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    [通常舗装]
    タイヤ溝と舗装面の間に挟まれた空気の逃げ道が なく、空気圧縮騒音、膨張音が発生する。
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    [低騒音舗装]
    舗装面の空隙に空気が逃げ、騒音が発生しにくい。
環境防災緑地の整備 災害害に強いまちづくりを目指して
広域防災帯は、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、市街地大火時における延焼の防止、避難者を接炎や輻射熱から守る避難通路の確保を目的とし整備を行うもので、兵庫県の震災復興計画の重要な施策の一つとして位置づけられています。

国道43号における広域防災帯は、国・県・関係市が連携し、環境防災緑地、公園などを整備するとともに、沿道建築物の不燃化を支援することにより、防災機能の向上をはかります。 国土交通省では、このうち環境防災緑地の整備を行い、防災機能の向上に加え、道路環境の改善及び、たまり空間の提供を進めていきます。
交通需要軽減キャンペーン
国道43号及び阪神高速3号神戸線沿道の環境改善の推進、自動車交通に起因する環境負荷を軽減するため、国土交通省(近畿地方整備局・近畿運輸局)・阪神高速道路(株)・兵庫県警察が連携し、ドライバー等に阪神高速5号湾岸線への迂回やエコドライブ実施などを啓発する交通需要軽減キャンペーンを実施しています。 
 この取り組みは平成12年度(平成13年2月)から継続的に実施しています。また、キャンペーン期間中には、排気黒煙検査、不正軽油検査、重量超過車両及び特殊車両通行許可違反の取締りを行う「尼崎地区ディーゼル車排ガスクリーンキャンペーン」も併せて実施しています。さらに、より一層の沿道環境改善を図るため、平成24年3月に策定した「国道43号通行ルール(兵庫県域)」について、事業所やドライバーの方々に協力を呼びかけているところですので、併せてご理解ご協力お願いします。
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■大気観測