冬季対策

■福井県集中降雪による通行止め(国道8号)

令和3年1月7日から10日にかけての強い冬型の気圧配置により、嶺北地域で短期集中的な大雪となり、福井市では2日間で約100cm、大野市では3日間で約140cmの降雪を記録しました。
この大雪により北陸自動車道では、大型車のスタック車両を契機に約1,600台の滞留が発生し、通行止め時間は最大66時間20分(丸岡IC~福井IC)におよびました。
一方、北陸自動車道の通行止めにより、並行する国道8号に交通が集中し、渋滞やスタック車両を起因とする滞留車両が発生しました。その結果、除雪車が渋滞に巻き込まれ、能力を十分に発揮できなかったこともあり、通行止め時間は最大25時間におよびました。 この間、緊急車両等の通行に支障をきたす恐れが高まったことから、災害対策基本法に基づく区間指定(延長39km)を行い、警察と連携した通行規制や自衛隊と連携した集中除雪や滞留車両の排出作業、さらには滞留車両乗員への支援として、自衛隊、福井県、自治体などと連携し食料、水、簡易トイレ等の配布を実施しました。
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    R8 スタック車両牽引状況
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    R8 悌団除雪の様子
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    R8 渋滞車両の様子

■令和5年1月最強寒波到来

令和5年1月24 日から近畿地方では、10年に1度と言われる寒波が到来し、管内の広い範囲で大雪となり、京都府南丹市園部ではマイナス13.0 度、滋賀県東近江市桜川東ではマイナス12.3 度など統計開始以降の最低値を観測しました。
事前の予測では、福井南部・滋賀北部、兵庫・京都北部、奈良・和歌山を中心とした降雪が予測されていたが、実際は京都南部、兵庫南部等近畿管内の広域に寒波が入り込み、大阪以外の広域での対応が必要となり、直轄管理区間の約3割で通行止めを実施し、通行止め延長は約570kmにおよびました。
これまでは、高速道路と並行する国道等を交互に通行止めし、集中除雪をすることにより道路ネットワークを確保することを目標としてきたものの、結果として通行止めを躊躇し、大規模な車両滞留が発生していることを踏まえ、幹線道路上の大規模な車両滞留の回避を目的に高速道路と並行する国道の同時通行止めを行い、集中除雪を行いました。
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    R161 渋滞車両の様子(滋賀県内)
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    R161 悌団除雪の様子(滋賀県内)
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    R161 スタック車両牽引状況(滋賀県内)
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    R161 通行止め(滋賀県内)
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    R1 スタック車両の発生