詳細マップはこちら 奈良県御所市は大阪府との県境となる金剛・葛城山麓の町です。江戸時代から伊勢街道・竹内街道や高野街道の交通の要衝として重要な役割を果たし、大和絣や菜種油などの商業の街として栄えました。寛保2(1742)年の検地絵図と比較しても、当時の町並みとほとんど変わらず、江戸から昭和初期に建てられた町家が百数十軒残っています。毎年11月には「御所まち霜月祭」が市民の手で開催されます。当日は、数多くの町家で所蔵する歴史資料・芸術作品や当時を偲ばせる生活用品などを一般公開する「町家ミュージアム」が各所で開かれ、御所まち一体がイベント会場となります。