近畿地方整備局では、住民の皆様に、安全かつ快適な社会生活を提供するため、 様々な土木機械設備の建設と維持管理を行っています。
風水害から流域の人々の生活・財産を守り、安定した水資源を確保するとともに、健全な水環境の 創造を実現するための機械設備です。
1.ダム
主に山間部にあり、下流の洪水被害の軽減や発電、かんがいなど利水のため、流水の貯 留と放流量の制御を行うための施設です。その内、堤高(=堤体の高さ)が15m以上のものをダムといいます。
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猿谷ダム
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九頭竜ダム
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2.堰
主に平野部にあり、上流に水を貯留し、工業用水などの利水のための取水を 可能にし、また、海水のそ上を防止します。
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紀の川大堰
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鳴鹿大堰
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3.水門・樋門
洪水などで本川の水位が上昇した時、支川側に逆流、氾濫しないよう支川を せき止めるための施設です。
支川の水位が高くなった時、ポンプにより本川側へ強制排水し、洪水被害 を防ぐための排水機場、水位差のある河川を、ゲートを利用し、水位を調節することで、船を通航させるた めの閘門等があります。
災害や積雪といった障害から、安全で快適な道路空間を確保するための機械設備です。
1.消融雪設備
冬季においても安全で快適な道路交通を確保するため、路面の凍結や降雪を融かす設備です。 近年では、自然エネルギーを利用した消融雪設備が設置されています。
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散水融雪設備
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無散水融雪設備の仕組み
2.トンネル換気設備
トンネル内の空気汚染抑制を目的に設置されており、火災発生時には排煙を行います。
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トンネル内部の附属設備
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ジェットファン
3.道路排水設備
アンダーパスや地下道へ流れ込んだ雨水などをポンプで排水する設備です。
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道路排水設備の仕組み
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アンダーパスと排水ポンプ