項目 | 内容 |
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問い合わせ日 | 平成18年9月28日 |
住所(府県) | 大阪府 |
タイトル | 洗堰放水量について教えて下さい。 |
問い合わせ内容 | 今日の水位-41cmで放水15m³/sですが、マイナス水位が今以上増えると放水0になるのですか? 15m³/sは、秒単位で表示されていますが、24時間放流ですか?それとも、24hの中の平均的な数値なのでしょうか?もし、平均的な数値であれば放水の時間帯を教えて下さい。 それと、どの位の放水量で琵琶湖の湖流が動くのですか? 0〜15m³/s 殆ど解らない。 こんな感じで答えを下さると大変有り難いです。 それと、最大放水量も教えて下さい。 お願い致します。 |
回答日 | 平成18年10月6日 |
回答 |
Q:今日の水位-41cmで放水量15m³/sですが、マイナス水位が今以上増えると放水0になるのですか? A:これまで、水位が低下して放流量を0としたことはありません。瀬田川洗堰の放流量は、琵琶湖沿岸や下流の洪水防御(治水)、下流淀川の流水の正常な機能の維持・下流の水道用水・工業用水等の補給(利水)、琵琶湖の環境保全と再生(環境)等によって放流しています。現在の15m³/sの放流は、下流で必要な量(利水)を流しています。淀川下流では琵琶湖からの放流量と、木津川、桂川の流量を合わせて必要な取水(水道用水・工業用水等)が行われています。淀川流域で降雨が少なく、木津川や桂川の流量が少なくなると下流淀川の流量が少なくなるので琵琶湖からの放流量を増やす必要があります。 このように、瀬田川洗堰からの放流は流域全体の状況を考えて行われており、琵琶湖の水位が上昇したり低下したから放流量を0とするようなことにはなりません。なお、琵琶湖の利用低水位は-1.5mとなっています。 Q:15m³/sは、秒単位で表示されていますが、24時間放流ですか?それとも、24hの中の平均的な数値なのでしょうか?もし、平均的な数値であれば放水の時間帯を教えて下さい。 A:24時間放流ですが、次のことから平均的な数値となっています。瀬田川洗堰の流量調節は、堰を越流する水の高さ(越流水深)で行っています。越流水深は、堰(ゲート)の天端高と堰の上流側に設置された水位計の水位差としています。堰上流の水位は、降雨・風向風速・気圧等により変化(上下)するため、放流量も変わることになります。この水位変化に対応するため、瀬田川洗堰ではバイパスゲートを自動制御で上下させて放流量の調整を行っています。 Q:それと、どの位の放水量で琵琶湖の湖流が動くのですか? A:「琵琶湖の湖流が動く」とはどういう状況かよくわかりません。洗堰からの放流により琵琶湖の南湖や瀬田川の水の流れが目視で解るのはどの程度の放流かということで答えさせてもらいます。 ★瀬田川の流れ
★琵琶湖南湖の流れ
Q:それと、最大放水量も教えて下さい。 A:ゲートでの放流量調節は300m³/sが最大です。それ以上放流する場合は、ゲートを全開(ゲートを全て引き上げる)することになります。全開の状態では、瀬田川は他の河川と同様に、普通の川の流れとなり水位と流速により流量が推定出来ます。瀬田川の流量は琵琶湖の水位により変わり、琵琶湖水位±0cmで700m³/s程度です。 |