項目 | 内容 |
---|---|
問い合わせ日 | 平成20年3月20日 |
住所(府県) | |
タイトル | 瀬田川洗堰の放流について |
問い合わせ内容 | 洗堰の放流はかなり変動があると聞きました。 天ヶ瀬ダムがあるので、下流にはあまり影響がないんでしょうけど。 でも、本当は変動がないように放流するのが堰なんですよね。 堰を作って放流のコントロールをしてるのに、放流量も一般には教えて貰えないし、放流量もけっこう変動するっておかしくないですか? 堰もない自然な川なら話もわかりますが、どうも納得できません。 天ヶ瀬ダムがあって、下流には影響がないから公表しないんですか? それって、全てを下流のせいにしてるだけのように見えるんですけど。 |
回答日 | 平成20年4月7日 |
回答 | 琵琶湖河川事務所です。回答が大変遅くなり申し訳ありませんでした。 お問い合わせに対して、以下の通り回答いたします。 瀬田川洗堰の放流量については、琵琶湖河川事務所のホームページや携帯電話でもご覧いただけます。洗堰の放流量の変動は、洗堰の操作によって生じます。瀬田川洗堰の操作は、琵琶湖周辺の洪水防御、下流宇治川・淀川の洪水流量の低減等の洪水時における操作と、琵琶湖の水位維持、下流淀川への用水の補給等の平常時の操作に区分されます。 (平常時の操作) 平常時の瀬田川洗堰の操作は、下流淀川で必要とされている水道用水や工業用水等の必要量を確認し日々行っています。平常時の操作は、ゲートを越流させて行い、その流量は15〜50m³/s程度です。 (洪水時の操作) 琵琶湖周辺の洪水防御のための操作は、降雨により琵琶湖の水位が上昇し、琵琶湖周辺で洪水被害が生じたり、生ずる恐れのある時に、琵琶湖の水位を低下させるために放流量を増量します。 増量の方法には、300m³/s程度までの放流はゲートを越流させて段階的に行い、それ以上の放流を行う場合、ゲートを全開(ゲートを全て水面上に引き上げた状態。琵琶湖水位0cmで約700m³/sの流量)にします。 一方、琵琶湖水位が下がってくると、瀬田川洗堰からの放流量を除々に制限し、平常時の操作に移行します。 このように、瀬田川洗堰からの放流量は流域全体の降雨量や、その見通し、琵琶湖の水位や下流での必要水量を考えて行われており、大きく変動することになります。 |