水位が下がっても困らないように
琵琶湖の水位が低下すると、周辺の人々の生活や各種産業に大きな影響を及ぼします。たとえば、琵琶湖を水源としている農地では農業用水の供給に支障をきたし、港では船の出入りができなくなるのです。
そこで、水資源開発公団が実施した琵琶湖開発事業では水位が下がっても困らないようにさまざまな対策をしました。
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取水塔の沖出し
取水塔を沖へ出して、渇水時でも確実に水が確保できるようにしました。
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航路浚渫
湖水位の低下によって航路や泊地での船舶の運行、停泊に支障をきたさないように浚渫を行い、かつ毎年測量を実施して砂が堆積している航路については順次浚渫を行っています。
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バイパス水路
瀬田川洗堰の横にあるバイパス水路により、水位が低下しても正確な量の水が供給でき、きめ細かなコントロールが可能になりました。
