植物プランクトン
草や木と同じように緑色をしていて、日光にあたると光合成をして自分で養分をつくりだすもの。びわ湖では約300種がすんでいるとみられています。
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●ケラチウム ヒルンディネラ (和名:イケツノオビムシ)
- Ceratium hirundinella -多発すると淡水赤潮の原因になる。
中〜貧栄養の平地から高山までの多くの湖沼に生息。
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●フラギラリア クロトネンシス(和名:オビケイソウ)
- Fragilaria crotonensis -分裂しても離れず長い帯状の群体をつくる。
細胞の幅は2〜3μm、長さは40〜150μm。
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●アステリオネラ フォルモーサ(和名:ホシガタケイソウ)
- Asterionella formosa -中〜貧栄養化水域で星型の群体を形成する。
細胞の幅は1〜2μm、長さは40〜130μm。
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●スタウラスツルム ドルシデンティフェルム
- Staurastrum dorsidentiferum var.ornatum -びわ湖など成立の古い湖に生息、ダム湖には少ない。
貧〜中栄養化水域に出現する。しばしば夏に優先種となる。
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●ペディアストラム ビワエ(和名:ビワクンショウモ)
- Pediastrum biwae -細胞の幅が10〜20μm、長さ15〜35μm。
1年中見られるが、特に夏に数が増える。
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●アナベナ アフィニス
- Anabaena affinis -栄養細胞は径が6〜8μm、糸状体まで含めると15μm。
富〜中栄養水域で見られる。
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●ミクロキスティス ベーゼンベルギー
- Microcystis wesenbergii -細胞の直径は4〜10μm。群体は大きくなると肉眼で観察できる。
富〜中栄養化水域に出現。
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●ウログレナ アメリカーナ
- Uroglena americana -細胞は米粒型で、長さ7〜10μm、幅4〜6μm。
びわ湖の赤潮の原因の一つである。。
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●フォルミディウム テヌエ
- Phormidium tenue -富栄養化したダム湖などに初夏多く見られ、カビ臭の原因生物の一種。
細胞は幅1.5μm、長さ8μm。
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●クロステリウム アシキュラーレ(和名:ミカヅキモ)
階- Closterium aciculare var. subpronum -細胞は幅4.5〜7μm、長さ450〜600μmと細長く、三日月形。
びわ湖では春〜夏に多発。
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●メロシラ グラヌラータ
- Melosira granulata -秋から春に多く、中栄養から富栄養に出現する。
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●ステファノディスクス カルコネンシス(和名:カスミマルケイソウ)
- Stephanodiscus carconensis -びわ湖の固有種。北湖に多く冷水性で冬〜春にかけて多い。
夏では水深80〜90mの深い層にもみられる。
よく見られるプランクトンを取り上げました。
プランクトンの大きさの単位は、μm(マイクロメーター)。1μmは1/1000mmにあたります。
協力:社団法人淡水生物研究所
プランクトンの大きさの単位は、μm(マイクロメーター)。1μmは1/1000mmにあたります。
協力:社団法人淡水生物研究所